2008年12月29日月曜日
大恐慌入門 何が起こっているか? これからどうなるか? どう対応すべきか?
現在、アメリカのビッグ3の危機が話題になっているが、こんなものでは済まないのが、今回の大恐慌である。アメリカの多くの大企業が今後、続々破綻したり、外国に買収されてしまうのが、これから起こる世界恐慌である。
これからデリバティブの想定元本6京円という気も遠くなるような金額や簿外処理されている存在のSIV(投資専門会社)、金融機関から多額の借入れのあるヘッジファンドのバブルがだんだんと破裂していく。特に、CDSの処理の行方が一番心配だと言う。著者は、何故、世界中でどの政府や中央銀行も把握できていない今回発生する損失の総額は最終的に数千兆円の規模になるであろうということを解説する。それゆえ、現在、各国が必死に行っている経済対策もそのあまりに巨額の損失に対し焼け石に水程度に過ぎなくなると言うのである。
これまでの常識的な経済知識や考えではとても今回の100年に一度という異常事態は理解することはできないだろう。前回の大恐慌を経験している人で現存している人などいないのだから。
だからいまこそ「大恐慌」入門なのである。これから起こってくる想像を絶する異変が起きるメカニズムはどのようになっているのかの裏も表も驚く情報収集・分析力で知り尽くし、そして、それに一体どのように対処したらいいのか。サブプライム問題が表面化して以降の経済危機の予測を驚くほどの確度で、ほぼ100%的中させ続けてきた著者が、今回のという気も遠くなるような金額バブル崩壊の本質とその対処法を教えてくれる必読の1冊。
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