2009年3月29日日曜日
動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか
どんな分野であれ、細分化した最先端の研究は、素人にはわかりにくいものである。
そして、その学問が私たちにとって、どんな意味があるのかを語れる学者は少ない。
著作に際し、多くの研究者が、その優秀さにもかかわらず、先輩や同僚研究者の眼を必要以上に意識してしまう。
結果的にその著作は一般読者には難解なものとなってしまう。
この本で、著者は「研究のエッセンスをどれくらい一般読者に提供できるか」を試みているようだ。
そして、それは文科系の読者からみると十分に成功している。知的好奇心を強く刺激する好著だと思う。
「生命とは何か」というテーマで、エッセンスを大掴みにしてみせるのは、一流でないとできないことである。
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